令和6年6月27日、中島村議会が臨時会を開催した。議題には中島村役場整備事業外構工事の請負契約や防災行政無線の高機能化改修が含まれる。
この臨時会では、まず議長の小室辰雄氏が開会を宣告し、出席した8名の議員が確認された。会期は1日限りと決定し、議事日程に沿って進行することとなった。
村長の加藤幸一氏は、両議案の提案理由を説明した。特に、外構工事について「村の木であるアカマツなどを使った植栽が含まれ、地域の景観向上が期待される」と述べた。議案第49号はこの工事に関するもので、6月13日の一般競争入札で落札者が決まったと報告した。
次に、議案第50号は防災行政無線の改修契約に関するもので、必要性が高まった結果上程された。当議案に対する質疑はなく、原案通り可決された。議長は、両議案の重要性を改めて述べ、議員からもそれぞれに賛同の意見が示された。
この臨時会では、さらに閉会中の継続調査についての申し出もあり、議会運営委員会からの報告が行われ、異議なく承認された。総務課長の藤田幸江氏および住民生活課長の齋藤満氏らも参加し、質問に答える形で補足説明がなされた。特に、外構工事においては地元業者の参加を促す意見や、看板の設置などについても提案があり、議員たちの質問が続いた。
村長は、今後の工事の進捗や地域の安全を保障する努力について、改めて理解と協力を求めるとともに、梅雨の季節でも地域が活気を持ち続けるようにとの思いを述べた。結局、この臨時会は全日程を終え、無事に閉会した。議員たちの活発な議論と協力により、地域の整備が着実に進むことが期待される。