令和6年3月8日、棚倉町議会定例会において、地域の災害対策、学校運営の継続的な課題が議論された。
特に、大竹盛栄議員が指摘した災害への備えについては、近年の地震の影響を受けて、町の取り組みが問われた。町長湯座一平氏は、輸送ルートの策定や防災倉庫の拡充を述べたが、議員の質問に対して更なる具体的な行動が求められた。大竹議員はまた、地域住民の防災意識を高めるための自主防災組織の活用を提案した。
次に、教育の面では高野小学校の運営が焦点となった。孩子たちが少人数で学びたいというニーズを受け、特性を生かした運営を行うことが確認された。しかし、新たな児童の受け入れ方や、少人数の運営がもたらすリスクについても議論が展開された。特に県の規定では、学年を超えた複式学級の運営には厳格な制約があるため、教育長はその点に苦慮していると明かした。
また、スクールバスの運用についての見解も示された。距離や流動性を考慮すると、今後の学区変更がどれだけ教育環境に影響を与えうるかが懸念される。地域からの声を耳にしながら、より充実したサポート体制を整えていく必要がある。町の教育担当者は、地域と連携し、学校に求められる運営方針を模索していく意思を示した。
最後に、教育現場の環境整備についても触れられた。体育館の状態や校舎回りの雑草問題が指摘され、早急な対応が求められている。議会では、地域住民と共に学校環境を見つめ直し、未来の教育方針を決定していく重要性を再確認した。