令和2年9月24日、棚倉町議会が開催され、新型コロナウイルス対策に関する一般質問が行われた。藤田光子議員は、感染症対応に関する行政の取り組みを求める中で、特にインフルエンザと新型コロナウイルスの複合感染対策が重要であると指摘した。町長の湯座一平氏は、インフルエンザの予防接種を10月1日から始めること、発熱した際にはかかりつけ医や相談センターへの連絡を推奨していると応じた。
議会では、また、地域医療体制の充実を求める声が上がり、特に人工透析治療院の設立についても疑問が投げかけられた。湯座町長は、令和2年度における厚生連や医大への要望を行っていると強調した。
次に、新型コロナウイルスの影響を受けて始まった"ワーケーション"の推進について、県がモデル事業を開始していることが紹介された。町としても、ルネサンス棚倉を活用した宿泊プランの企画や、県南地方との協力体制を見据えた取り組みを推進する意向が示された。
今後は、ひきこもりへの支援も重要な課題とされ、町は福祉係を通じて相談窓口の情報発信を行うとともに、県・国の支援対策を活用しながら対応を進めることが強調された。引き続き、地域の事情を反映しながら、必要な支援を提供できる体制を整えていく必要性が述べられた。