令和3年6月11日、棚倉町議会で新型コロナウイルスワクチン接種状況に関する質問が行われた。
議会では、藤田智之議員がワクチン接種の進捗について尋ね、町長は、65歳以上の高齢者の接種状況が良好に推移していると回答した。この時点での接種者数は3200人であり、65歳以上人口のおおよそ70%が接種を完了している。
その一方で、休憩時間を挟んで発言した鈴木政夫議員は、ワクチン接種の余剰分を医療従事者だけでなく、民生委員や保健協力員に優先的に接種すべきだと主張した。町長は、混雑と健康管理を理由に時期を見て配慮すると述べた。また、各医療機関における接種状況についても説明された。
タクシーの送迎については、38人の希望者があったことが報告され、今後の送迎計画も考慮されていると町長が強調した。
また、スクールバスが地域において小中学校の児童・生徒の通学を支援し、利用実績が良好であることも報告された。小学校は順調に運行されており、利用者数は増加傾向にある。この施策に対しても、町民からの期待が寄せられている。
ところで、旧棚倉高校跡地に関しては、町長が県に協力を要望していることを明らかにしたが、町としてのプランがあるかどうかについては、まだ具体的な計画はないとのことであり、今後の県の動向を注視するとしている。