令和6年1月4日、棚倉町議会の初会議が開催された。
この会議では、議長および副議長の選挙が行われ、議長に佐藤喜一議員が選出された。副議長には藤田智之議員が選任されるなど、運営体制が整った。
初議会ではまず、町長の湯座一平氏が挨拶を行った。新年の祝賀とともに、昨年の地震や事故による被害について言及し、町民への配慮を示した。
湯座町長は、今年の目玉施策として、教育や子育て支援を挙げた。高校生へ年6万円の給付を継続するほか、医療費の助成も行うとのことだ。さらに、歴史的風致維持向上計画や施設の改修についても施策を述べ、町の発展に寄与したい考えを示した。
議事日程には、常任委員及び議会運営委員の選任も含まれていた。各常任委員が慎重に選ばれ、これによって多様な意見が議会に反映されることが期待される。
また、白河地方広域市町村圏整備組合や東白衛生組合の議員選出も行われ、議会の運営が円滑に進められた。このような動きが、町政における統一感や、機能的な運営を実現することに寄与するものである。
特に、議長選挙では、議員からの質問が活発に行われた。須藤俊一議員が、議長の任期に関する確認を行い、佐藤議長は4年の任期を全うする意向を表明した。
散会時に佐藤議長は、全員の協力に感謝を述べ、今後の活動に向けた団結を呼びかけた。議会としての出発点を確認し、町の未来に向けた姿勢が固まる場となったようだ。議員や職員が一丸となって町の発展に寄与する意志を示し、希望に満ちた会議となった。