令和2年棚倉町議会7月第1回会議が7月31日に開かれ、重要な議案がいくつか審議された。
まず、議案第44号に関して、令和2年度棚倉町一般会計補正予算が提案された。総務課長の小林弘氏が説明し、歳入に約6450万9千円を追加し、総額86億9,963万円に達することが示された。この中には、キャリア教育や学力向上支援事業が含まれている。町議会は、教育環境の整備に向けた予算措置を重要視しており、各議員からも前向きな意見が相次いだ。
次に、議案第45号、消防ポンプ自動車購入契約締結についての審議が行われた。住民課長の原博行氏の説明により、現在の消防ポンプ自動車が20年を超え、更新が必要であることが伝えられた。新たな車両は、ポンプ性能が高く、消防活動における支障を最小限に抑えるものとして位置付けられている。議会は全員が異議なく、契約締結に賛成した。
続いて、議案第46号、スクールバス購入契約締結についての説明が子ども教育課長の渡辺守氏からあった。全町的な小中学生の通学支援を目的とし、29人乗りのマイクロバスを3台購入することが提案された。町民の移動の安全を確保するためにも、今後の運行に期待が寄せられる。議案は、これまで同様異議なしで可決された。
議長の須藤俊一氏は、町民の安全や教育環境の充実に向けた取り組みに感謝の意を述べ、町全体としての一体感を大事にしていく考えを表明した。会議は、その後、全ての議題を終了し、散会となった。