令和5年3月9日に行われた棚倉町議会定例会では、様々な重要な議題が取り上げられた。特に、出産・子育て応援事業が注目され、多くの期待が寄せられている。町長は、妊娠時及び出産時にそれぞれ5万円が給付されることを明らかにし、その給付は現金にて行われると述べた。
現時点での対象者数は、出産された方61名、妊娠中の方が44名、合計105名となっている。この助成金は、町民の生活向上を目指した大切な支援策として位置づけられている。さらに、令和4年の出生数も73人と報告されており、少子化が進む中で、この施策の重要性が強調された。
また、観光協会の補助金についても議論が交わされた。各支部からの要望は把握されているものの、金額は差し控えることが多いため、今後の情報共有の在り方が課題となっている。町長は、すべての要望に対して丁寧に対応していくことを約束した。
町道や農道の安全管理についても議論され、特に交差点の標識や停止線が消えていることについての対策が求められている。町長は、迅速な対応が必要であるとの意向を示し、警察署と連携して対策を進める考えを示唆した。
さらに、棚倉駅舎の活用についても提案がなされ、無人駅舎を町民や観光客の待機場所として利用し、地域の活性化につなげていく方針が話し合われた。例えば、観光案内所や軽食喫茶店の設置が期待されており、行政と民間が連携して進める必要がある。
今後も、町民が主役となり、協力し合いながら町の発展を共にしていく意義が強調され、町長や議員の今後の活動に大いに期待が寄せられる。町の未来を見据えた政策や施策が着実に進められるよう、より一層の取り組みが期待されている。