令和5年9月15日、棚倉町議会は定例会を開き、複数の決算認定について審議を行った。
今会議では、令和4年度の一般会計を含む各特別会計について、一致した支持を得た結果が注目される。決算特別委員会委員長である佐川裕一氏は、一般会計を始めとする9つの決算について、「全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決定しました」と報告した。
議会の議長を務める須藤俊一氏は、委員長の報告を受けて、「討論なしと認めます」と述べ、その後、認定の採決に移る。
まず、認定第1号の令和4年度棚倉町一般会計決算認定について、異議なく認定された。この流れで、認定第2号から第9号に関しても同様に討論なしで全て認定を進めた。これにより、棚倉町の財政が安定していることが裏付けられた形となる。特に、国民健康保険や介護保険などの特別会計が、健全な運営を行っていることが確認された。
また、この日の議題には、追加議案として教育委員会委員の任命や固定資産評価審査委員会委員の選任も上程された。
町長の湯座一平氏は、教育委員会委員の任命について説明し、中野喜久枝氏の再任を求めることを提案した。こちらも全会一致で同意が得られた。加えて、固定資産評価審査委員会についても、緑川喜秋氏の選任が全員賛成を得て決定される。
最終的には、人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問が協議され、金澤ひとみ氏が推薦されることに全会一致で合意がなされた。これにより、棚倉町の自治体としての機能が、一層正しい方向へ向かう期待感を持たせる結果となった。
議会は午後1時50分に散会となり、議事は無事に終了した。