令和3年2月10日、棚倉町議会は第1回会議を開催しました。
冒頭、議長の須藤俊一氏が開会を宣言し、出席議員14名が確認されました。今回は新型コロナウイルス感染症に関連した議案がメインの議題として取り上げられました。特に、補正予算案が注目を集めました。
町長の湯座一平氏は、会議に出席したことへの感謝を述べ、感染症に関する最新情報を報告しました。新型コロナウイルスに対し、不要不急の外出自粛要請が続いており、特に医療体制は依然として厳しい状況だと強調しました。感染者の発生と対策についても説明があり、地域内での医療提供体制の安定が求められています。
湯座町長は、ワクチン接種の方針についても言及しました。医療従事者への優先接種が3月中旬から開始されること、また高齢者を対象にした住民への接種は4月以降に行われる予定と説明されました。接種場所は保健福祉センターを予定しているものの、具体的な日程は未定としています。
質疑応答の際、議員からは集団接種の方法や体制についての質問が相次ぎました。藤田智之議員は集団接種を行う理由を尋ね、健康福祉課長の富岡浩一氏は、効率的に接種を行えるためと回答しました。また、町民からの接種希望に応えるため、段階的に実施する計画も示されました。
鈴木政夫議員は、接種時の密を避けるための対策を求めました。富岡課長は、検温や事前の接種券配布で条件を設定し、密を避けた形での対応を検討していると述べ、必要に応じて個別接種の選択肢もあると補足しました。
このように、会議では新型コロナウイルスワクチン接種に伴う補正予算について慎重に議論され、議案第1号は原案通り可決されました。来るワクチン接種の体制整備に向けて、町の対策が求められる状況が続く中、町としても準備を進めるとのことです。