令和4年1月13日、棚倉町議会の1月第1回会議が開かれた。
会議では、議事日程に基づき、会議録署名議員の指名や会議日程の決定が行われた。議長である須藤俊一氏は日程について異議なしと認め、会議を進行した。
続いて、町長の湯座一平氏が令和3年度棚倉町一般会計補正予算に関する説明を行った。そこで、重要な内容として、高齢者世帯への灯油の助成や住民税非課税世帯への臨時特別給付が挙げられた。
新型コロナウイルス感染症が懸念される中、湯座町長は、感染者増加の状況を報告し、基本的な対策の徹底を求めた。特に、感染経路が不明な市中感染が広がっており、亜種株にも注意が必要であると強調した。
町長は、生活困窮者に対する支援強化の一環として、灯油購入助成について詳細を説明した。570世帯に対し、1世帯5,000円の助成を行い、また非課税世帯に対しては10万円の給付を予定している。また、農業支援として水稲作付種子の助成も計画されている。
質疑応答の時間には、議員から世帯数や補助金の詳細、給付手続きに関する質問が飛び交った。健康福祉課長の富岡浩一氏は、灯油助成事業に約770世帯が該当し、臨時特別給付金の対象となる世帯数は1,420世帯と説明した。事務的な費用は218万5,000円を予算に計上している。
続く質疑では、助成の基準に関する質問もあり、産業振興課長の鈴木英作氏が回答。水稲種子購入の助成は、10アール当たり525円の単価で支給される計画であるとのことである。
議案第1号は、原案の通り可決された。議長は散会を宣告し、出席者に謝意を示した。」「