令和2年12月11日、棚倉町議会の一般質問が行われ、町立幼稚園や小学校、中学校の統合に関する動きが話し合われた。
特に藤田智之議員は、教育長が述べたように、少子化が進む中で幼稚園や小学校の統合が避けられないという考えを示した。今後の学びの検討委員会では、地域の理解を得ながら進めていくことが求められる。また、子供たちへの配慮も忘れず、保護者からの意見を基に検討を進めることが強調された。
高野幼稚園の統合について、統合計画は一度保留されたが、保護者からの支援の必要性があったにもかかわらず、最終的には統合は見送られた。この決定は、保護者の理解を得るために、時間を要することが多いとのこと。コロナ禍での学習環境の変化や学力に対する影響も懸念されている。
次に、町営住宅の家賃滞納の問題が取り上げられた。これまでの滞納額は減少傾向にあり、町としても対応策を講じているという。教育長は、家賃滞納者の分納対応をしっかり進める考えを示した。
さらに、食品ロス削減に向けた取組も報告された。棚倉町では「食べきり20・10・0運動」を展開し、町民への意識づけを行っている。また、地域全体での協力を基に、環境基本計画にも反映する意向があるとのこと。 これらの取り組みは、町として持続可能な社会を目指すものとして評価される。見渡す限り、棚倉町の教育や住環境の整備が進められ、地域と共に歩む姿勢がみられる。