令和2年12月9日、棚倉町議会は定例会を開催した。本会議では、補正予算を含む多くの議案が審議され、無事に可決された。
町長の湯座一平氏は、新型コロナウイルス感染症に関連して町の状況を報告しました。町内では8月以降の感染者は確認されておらず、この状況は町民の協力によるものと感謝の意を表しました。感染対策として、ソーシャルディスタンスの確保やマスク着用、手洗いの徹底が引き続き求められています。
特に議案第57号、令和2年度一般会計補正予算については、歳入歳出それぞれ9,717万2,000円の増がいされ、予算総額は91億8,980万2,000円となる予定です。この補正には、町税や国・県補助金の増額が含まれています。特に、ふるさと納税による寄付金が盛り込まれ、11月末時点では3393件の寄付が寄せられ、約6,624万円が集まっています。
また、議案第63号では、幼稚園利用者負担額の無償化を進める条例が上程されました。これにより、令和3年度から幼稚園送迎バスの使用料も無償化される予定です。
一方で、議案第65号では新型コロナウイルスの影響を考慮し、放課後児童クラブの料金の返還規定が改正され、町が休所を決定した場合には負担金を返還可能とする条令が提案されています。これにより、児童クラブの運営も支援されることになります。
このように、棚倉町議会では地域住民の健康と生活を守るため、様々な施策が進められています。今後も地域の声を踏まえた政策が期待されます。