令和元年棚倉町議会定例会が、12月24日に行われた。
本日は、主に一般質問が行われた。議員たちは、町の現在の課題や今後の方針について、活発な意見を交わした。
特に注目を集めたのは、台風19号による被害への対応や、その後の復旧計画についてである。鈴木政夫議員が、早期復旧に関して質問し、町長の湯座一平氏は、「現在までの取り組みとして、被害確認や国庫補助金の申請などを進めている」との旨を語った。また、復旧工事の見通しや具体的な対策についても言及した。
さらに、敬老事業の見直しについても議論が交わされた。参加率の低下に悩む敬老会について、参加者が少なくなっている原因を探るとともに、地域ごとの開催の可能性についても意見が寄せられた。
防犯対策に関しても質問が上がった。防犯カメラの設置状況や犯罪抑止の有効性についての説明があり、町としての対策の重要性が強調された。特に、「犯罪の発生率が低いため必要性を感じない」という発言に対しては、「万が一のことを考慮し、町民の安全を守るための対策は重要だ」との意見が相次いだ。
また、幼児教育・保育の無償化についても触れられた。インフルエンザの予防接種や病児保育について、町としての取り組みが話し合われ、住民税課税世帯に対する助成の必要性が求められた。
最後に、ルネサンス棚倉に関する経営改善策について、町からの支援が必要であるという結論が導かれた。議員たちは、今後の町の発展と住民の福祉向上のために、引き続き議論を深めていくことを確認した。