令和3年3月15日、白河市議会において定例会が開かれ、合計51件の議案が審議された。すべての議案は順次検討され、多くの案件が全会一致での可決を得て通過した。
重要な議案の一つは、白河市霊園維持管理基金条例に関するもので、地区の霊園事情を考慮しながら維持管理に資金を適切に活用すると市民産業常任委員会の藤田文夫委員長は報告した。議案第12号の改正に関しては、予算の弾力性を持たせるために、霊園の使用料の統一が進められる見通しである。藤田氏は利益の平準化を図る意志を強調した。
さらに、白河市の教育福祉常任委員会からは、介護保険条例に関する改正案が提出され、これにより高齢者向けの金融支援が拡充される方針が示された。また、議案第17号では、地震災害における損害賠償の額が決定され、市は災害後の地域の復興に向けた対応を強化する旨が表明された。
議案第19号、令和3年度の市一般会計予算案に関して賛成討論が行われ、深谷弘議員が多数の施策が盛り込まれていることを高く評価した。特に、重度障がい者の支援事業やこども医療費助成事業の充実については、市民の利便性の向上に貢献すると説明した。
総じて、議案は全会一致で可決され、白河市議会は市民のニーズに応えるべく、市政の運営に努めていく構えを見せている。議会の各委員長や出席議員は、市長の施策に協力し合いながら、今後の政策を推進していく方針を確認した。