令和4年9月14日、白河市議会では定例会が開催された。
会議では、動物愛護行政に関する一般質問が行われた。大竹功一議員は、動物愛護週間を機に市民の理解を求めた。議員は、白河市内での野良犬の存在がほぼないことを確認。迷い犬もほとんどが飼い主に返還されたとした。
しかし、譲渡できなかった犬や不要犬は依然として殺処分されている現状がある。福島県全体で見ると、犬の殺処分数は約112頭、猫に至っては1323頭であることを指摘した。議員は、活動へのさらなる支援を求めた。
邊見正則市民生活部長は、月あたり5件程度の苦情があると述べ、どのような状況かを把握することの重要性を強調した。市民との連携を図り、動物の命を守る取り組みを進めたいとの意向を示した。
新型コロナウイルス感染対策についても議論があった。大竹議員は、感染者数の増加を懸念し、市民への周知がうまく行われていないとの見解を示した。伊藤公一保健福祉部長は、陽性者数の累計とともに、高齢者のワクチン接種率が県内平均を上回っていることを報告。市民への情報発信を強化する意向を示した。
教育行政に関する質疑では、通学路の危険箇所についての指摘があった。大竹議員は白河第一小学校の横断歩道が危険であると指摘した。そして、安全対策の強化を求めた。芳賀祐司教育長は、すでに危険箇所の調査を行い、対応策を進めていると答弁した。
一方で、学力向上についても質問があり、福島県の全国平均を下回る正答率に懸念を示した。教育における重要な体験として、競争の利点と個々の成長を両立させる考え方が求められた。