令和2年6月24日、白河市議会定例会が開催された。
重要な議題として国民健康保険税と介護保険条例の改正が上がった。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民への配慮が強調された。
特に議案第67号の審議では、保険料減免の基準について議論された。教育福祉常任委員長の佐川京子氏は、「前年同月と比較し、事業収入が3割以上減少した場合、減免の対象とする」と述べ、赤字を抱える市民を支援する姿勢を示した。
また、中学校建設事業に関する議案が一括して審議された。議案第68号から70号の3案は全会一致で同意された。これに対し、委員長は建設に向けた期待感を示し、地域活性化へ寄与するとの見解を述べた。同時に、議案第71号にあたる小峰城跡の石垣修復工事の変更理由も説明され、コロナ禍による作業者数の制限が影響しているとのことだった。
また、請願第2号は、震災による被災児童生徒の支援を求める内容で、全会一致で採択された。議会運営委員長の石名国光氏は、政府の支援を継続する必要性を強調した。
一方で、新型コロナウイルス対策に関する決議案は、感染防止策と経済対策の充実を求める内容で、審議を通じて市民の生活を守る重要性が再認識された。市議会議員の筒井孝充氏は、「今こそ市民とともに困難を乗り越えていく必要がある」と述べ、合意を得た。
最終的に、アイディアを盛り込んだ提案のいくつかが可決され、今後の実施に向けた検討が求められた。議会は、白河市民の生活向上に向け、引き続き努力する意向を示して会議を終了した。