令和元年6月11日、白河市議会の定例会が開かれ、様々な議案や請願が確認された。
議案第84号では、保険給付費の増大について議論が行われ、阿部克弘教育福祉常任委員長は、主にインフルエンザ流行などの影響を挙げた。
質疑の結果、全会一致で承認された。次に議案第88号では、低所得者軽減措置に関する質疑が行われ、860世帯が2割軽減、1120世帯が5割軽減、2046世帯が7割軽減の対象とされた。これも全会一致で可決された。
続いて、議案第89号では小峰城跡の石垣修復工事が報告され、契約金2億9150万円のうち、7割が文化庁の補助で賄われることが明らかにされ、同様に全会一致で可決された。議案第90号や第91号も同じく全会一致で決定された。
また、請願第3号に関して、学力調査の中止が求められた。討論では児童生徒の負担軽減が強調されたが、賛成者が少数で不採択となった。一方、請願第4号、つまり震災支援の継続を求める内容は全会一致で採択され、支援を強化するよう求められた。請願第5号では、後期高齢者の医療費負担引き上げに反対する意見書が提案されるも、不採択となった。
最後に議案第93号と94号の人権擁護委員候補者の推薦が全員賛成で承認され、会議は閉会された。議長の筒井孝充氏は「市民の声を反映した議会運営の重要性」を強調し、この日の成果を振り返った。