令和4年9月29日、白河市議会は定例会を開催した。
主要な議案として、白河市ケアラー支援の推進に関する条例が審議され、全会一致で可決された。これは、特にヤングケアラーの支援が重要とされ、教育委員会との連携が求められる中、鈴木和夫市長が「各部署が連携して支援を進める」と強調した。
また、白河市子ども・子育て会議条例や小学校及び中学校条例の改正案も承認され、市民生活の向上を目指す施策が進められることとなった。これに対し、柴原隆夫教育福祉常任委員長は「学校、家庭、両面での支支援が必要」と述べた。
議案第109号から第111号までの補正予算案も可決され、特に後期高齢者医療や介護保険に関する財政支援の内容が注目された。計画的に財源を活用し、適切な医療サービスを提供する意義が強調されている。
さらに、過疎地域持続的発展計画の策定についても審議され、安定した市民生活の維持が優先課題であると意見が交わされた。特に、根本建一議員が地域の活性化を訴え、均衡ある地域振興の重要性を議論した。
この日の会議では、全体を通じて市民に寄り添う姿勢が求められ、内容豊かな発言が多く見受けられた。議案の総合的な可決により、白河市の健全な財政運営と市民サービスの向上が期待されている。議長の筒井孝充氏は、全ての議案に特に異議がないことを確認し、円滑な運営に感謝の意を表した。