令和4年3月7日、白河市議会では定例会が開催され、さまざまな議案が取り上げられた。
中でも、令和4年度白河市一般会計予算に関して、須藤博之議員が活発な質疑を行った。具体的には、学校図書館利活用推進事業と移動図書館「ゆるりぶ」運行事業に関する質問が多数寄せられた。
須藤議員は、学校図書館利活用推進事業における蔵書達成率について触れ、教育長の芳賀祐司氏は、目標として100%を掲げ、特に蔵書数が低い中学校に重点的に配分を行うと述べた。彼はまた、蔵書の選定や情報交換の重要性についても言及し、図書館利用促進のために関係者が連携していくべきだと強調した。
続いて、須藤議員は移動図書館「ゆるりぶ」運行事業に関する質疑も行った。水野谷茂教育部長は、この事業が図書館までの交通手段を持たない方々を対象にしたものであるとし、運行予定を明らかにした。更に、高齢者だけでなく幼児や若い子育て世代へもサービスを提供することが提案された。
また、保健福祉部長の伊藤公一氏は、子育てスキルアップ事業について、今後愛着形成に寄与する親子遊びの教室を開催することを明らかにした。昨今のメディア乱用により愛着形成が難しくなっている現状を踏まえ、スキンシップの重要性を強調した。
全体として、今回の議会では子どもたちや高齢者、障害者といった地域の支援が議論され、例えば犯罪被害者等支援条例についても言及があった。市民生活部の邊見正則氏は、支援体制の強化について説明を行い、スムーズな支援がされる日を目指す意欲を示した。
最後に、議会は次の定例会に向けた準備を整え、共に支援していく姿勢を強調して会議を終えた。