令和6年3月5日、白河市議会の定例会が開催されました。
ここでは、土砂等の埋立てに関する条例や令和5年度の補正予算に関する議題が取り上げられました。特に、新たに制定される条例が注目されており、その内容に市民の関心が集まっています。
まず、鈴木和夫市長は議案第31号、白河市土砂等の埋立てに関する条例の説明を行いました。この条例は、市内の土砂等の埋立てを規制し、環境保護と安全確保を目的としています。市民に対して、条例の意義や具体的な施策について理解を求めており、実効性のある政策になることが期待されています。
同時に、令和5年度の一般会計補正予算(第8号)の提案も行われました。圓谷光昭副市長は、この補正予算が339億9254万円であること、歳入歳出予算の総額がどのように調整されるのかを詳細に説明しました。特に、医療や教育問題に関する予算配分が注目されており、今後の市の施策に大きく影響するでしょう。
さらに、副市長は特別会計に関する補正予算についても言及しました。国民健康保険特別会計の補正予算が含まれ、これにより市民への医療サービスの充実が期待されています。市民生活部長が、これらの予算が市民にどのように還元されるかを説明し、地域の健康課題に取り組む姿勢を示しました。
一般質問が行われる中、佐川京子議員の質問にも目が引かれました。彼女は施政方針に基づく地域の課題解決に向けた市長の考えを問いかけました。市長は、市民との協働を重視し、意見を行政に反映させる必要を強調しました。この発言に対し、議地下演者たちから支援の意見が寄せられました。特に若者世代や子育て世代の情報発信に注力する必要性が指摘され、SNSの活用など具体的な提案がなされました。
一方で、議員間の活発な意見交換もあり、地域の防災や教育、さらには観光政策についても議論されました。特に、観光業においては地域資源の活用やインバウンド対応が強調され、南湖公園や白河だるま等に対する期待が高まりました。
これに続いて、南湖公園の整備や事業計画についても言及され、地域住民の意見を聞きながら進める必要性が確認されました。市長は、更なる地域活性化や周辺整備の重要性を強調し、庁内での連携と協力体制が不可欠であることを訴えました。
今後は、白河市民の生活向上に向けた取り組みとともに、土砂埋立条例や財政運営の透明性がより一層求められる見込みです。市の担当者には、今回出た意見を参考にし、市民に寄り添った施策が行われることが期待されます。