令和3年3月8日の白河市議会定例会では、重要な議案がいくつか審議されました。特に、白河市霊園維持管理基金条例の改正や一般会計予算に関連する質疑が目立ちました。
高橋光雄議員は、議案第7号の白河市霊園維持管理基金条例について質疑を行いました。この条例は、白河市が公益財団法人白河観光物産協会から霊園の管理運営を譲り受けるもので、過去と同様の管理体制が保たれるかが問われました。邊見正則市民生活部長は、移管後も現在の管理体制を維持し、良好な霊園環境を保全する方針を述べました。
また、議案第8号の廃止案では、合併振興基金が新型コロナウイルス感染症の影響で柔軟な財源運用を必要とする現状を反映したものとされ、鈴石敏明市長公室長は、資産の積み替えを行い、財政需要に備えると説明しました。
続いて、令和3年度一般会計予算案に包含される特別養護老人ホーム建設補助金に関して高橋議員が質問。伊藤公一保健福祉部長は、1169万7000円の補助金が聖・虹の郷建設事業に関連すると答弁し、補助金交付の継続年数についても触れました。
さらに、小中学校の基礎学力向上推進事業についても議論が巻き起こりました。芳賀祐司教育長は、基礎学力向上のために教員配置や支援体制の強化を図る施策を説明しました。この事業は、市の教育環境の改善に寄与します。
最後に、深谷弘議員が国民健康保険特別会計予算に関して質疑を行いました。医療費の見込みや現物給付の導入については、伊藤部長が現物給付に向けた準備状況を述べ、特に弱者救済の観点から積極的に進めていると明言しました。