令和元年6月4日の白河市議会定例会が行われた。この日は一般質問や上程議案に対する質疑が中心であった。
市民から注目されているオスプレイの飛来問題が議論された。佐藤正則議員が発言し、目撃情報や市民の恐怖感を訴えた。市民生活部長の川瀬忠男氏は、防衛省からの情報提供が限られていると述べた。オスプレイが訓練区域外での飛行を行っていることに対して、市民の安全を考慮し、今後の情報収集と国への申し入れを強化する方針を示した。
次に、生活保護世帯へのエアコン設置補助についても議論がなされた。市民からの熱中症対策を求める声に応え、鈴木正保健福祉部長が、特に必要な世帯への支援を指摘。高齢者や障がい者のいる世帯には特別な配慮がなされているが、非課税高齢者世帯への制度拡充も検討する方向性を示した。各市町村の先進事例を参考にしつつ、更なる支援策を考えていくことが確認された。
また、上程議案の中では、白河市一般会計補正予算が取り上げられ、公園施設長寿命化対策事業の内容に関しても説明が行われた。鈴木由起彦建設部長は、老朽化した遊具などを計画的に更新し、安全で楽しい遊び場を確保する意向を示した。具体的には、大信総合運動公園での遊具更新の詳細が説明され、地域住民や子供たちの安全を守るための施策が進められていることが伝えられた。