令和元年12月19日、白河市議会は定例会を開催し、34件の条例改正及び指定管理者の選定について審議した。
この日の会議では、議案第126号から第157号にかけての34件が一括して議題に上がり、全会一致で可決されたことが確認された。中でも、白河市南湖公園翠楽苑条例の改正では、来客者数の推移が報告され、平成28年度には107,057人、翌29年度は84,676人、30年度には90,503人であった。議員からは、これらの数字を受けての集客戦略についての質疑が行われた。これに対し、現地の責任者は、経営健全化方針に基づきさらなるサービス向上を目指すと強調した。
また、特に注目を集めたのは議案第155号及び第156号、霊園条例の改正に関する部分であった。市営墓地の価格設定に関する質疑では、値上げの背景にある市場調査の結果が示され、今後の価格設定に関しても意見が交わされた。議員の一部からは、消費税転嫁に関する懸念も示され、今後の対応が求められた。
さらに、議案第161号では、手話言語条例に関する質問が行われ、市が目指す安心なコミュニティづくりへの意見が交わされた。
最後に、本定例会に附託された請願第9号が全会一致で採択され、県立高等学校改革における意見書案も同様に決議された。これは、白河市の農業教育の維持を図るためのものであり、今後の地域活性化に向けた重要な一歩とされている。
これらの結果、議会は市民サービスの向上と持続可能な地域社会の形成に向けた取り組みを進めることを改めて表明した。