令和4年6月29日、白河市議会の定例会が開会され、複数の重要な議案が取り扱われた。
主に「白河市しらかわ観光ステーション条例」や「国民健康保険税条例の改正」などの案件が議論された。
特に、観光ステーション条例に関して、藤田文夫市民産業常任委員長は、施設の管理運営や駅カフェなどへの影響について質疑し、観光情報を発信する役割を担うとの意向を示した。
また、議案第88号、令和4年度補正予算に関しては、全会一致で承認され、特に市民生活に影響を与える施策が含まれることが期待されている。
加えて、議案第92号では、国民健康保険税の引き上げについて詳細な説明があり、これにより世帯数の増減があると報告された。
議案第94号、旧小峰城太鼓櫓の設置に関しても議論され、利用方法や参加人数の制限についての質疑が行われた。
北野唯道建設水道常任委員長は、茶室としての用途があることから、開催可能なイベントの形態も考慮する必要性を強調した。
さらに、請願第3号では、被災児童生徒への支援継続が求められ、国に対して早急な対応をお願いする意見書も議決された。
これらの施策は、地域の活性化と被災者支援に重要な意味を持つとされる。
意見書案第5号では、衆議院議員の選挙区見直しについて、地域の実情を基本にした見直しが求められ、関係自治体の意見が重要視されるべきとの意見が相次いだ。
議会はまた、教育費関連の項目にも目を向け、特にデジタル教育環境整備のための予算が可決された。
これにより、ICT機器の導入が進むことが期待されている。
最後に、会議中には特別な異議もなく、全ての議案が原案通りに決定され、本定例会は午後10時28分に閉会した。