令和5年9月12日、白河市議会定例会が開催された。
本日は一般質問が行われ、市長や教育関係者が様々な課題についての見解を述べた。特に注目を集めたのは、鈴木和夫市長が就任5期目を迎えたことに関する質問であった。市長は、今後の白河市での重点施策として、少子化対策や中心市街地の活性化、移住・定住施策の強化を掲げており、「過去の16年間の取り組みを基に、地域資源を最大限に活用したまちづくりを進める」と強調した。
また、北野唯道議員からは観光振興、特に白河の関の森公園の整備についての質問がなされた。市長は、「関の森公園は美しい自然を享受できる場としての機能向上を図り、地域コミュニティの促進を目指したい」と述べ、さらなる整備計画を発表した。新たに公園内にミニ奥の細道を設け、歴史や文化を感じられる空間を造る提案もなされた。
続いて、部活動の地域移行についての発言もあった。教員の多忙を解消するため、部活動を地域で実施する取り組みを進める必要性が確かめられ、教育部長は、県内のスペシャルサポートルームについての情報を共有した。城区内での取り組みが不登校生徒の支援にも有効であるとの見解が示された。
避難所の整備とその役割についての質疑も行われた。市は、防災マップを整備し、住民の安心を図るべく多くの避難所を設置しており、避難品の備蓄や健康管理の重要性を再確認した。特に、昨今の自然災害の影響を受けた地域への迅速な支援が求められている。
報告では、最近の選挙に関して投票率の低下が指摘され、若年層の参加促進の必要性が強調された。投票環境の向上策として、選挙管理委員長からの説明もあり、移動式の投票所の検討もなされている。