白河市議会では、令和元年12月13日に定例会が開催され、多岐にわたる議題が取り上げられた。
市長との意見交換において、市長の鈴木和夫氏は「市民との対話を重視し、地域の未来について積極的に意見を聴くことが重要」と強調した。
特に「市長と語るしらかわ未来フォーラム」については、市長が中学生との対話を通じて、郷土愛や地域行政への関心を育むことを目的としている。フォーラムでは、中学生が提案した健康とウェルネスをテーマとしたアイデアなどが話題となり、地域の未来を担う若者の視点が貴重な意義を持つとされ評価された。
次の議題、スポーツ施設の予約管理については、利用者のニーズに応えるシステムの見直しが提起された。特に、予約が取りにくい状況が指摘され、さらなる改善が求められている。
また、台風19号の被災への対応として、鈴木由起彦建設部長は災害復旧に関する具体的な方針を説明した。付帯制度による迅速な復旧策が進められており、「今後のために、プラスアルファの安全対策が求められる」との認識が示された。
さらに、コミネスの運営状況についても議論され、藤田光徳市長公室長が来館者数の増加を報告。文化振興に寄与するための取り組みが強調され、今後の地域活性化が期待されている。
図書館の開館日数に関しても要望があり、閉館日数の多さが改善されることが求められた。市民からは、「運営方針と利用者の声をもっと反映してほしい」との声が寄せられた。
議会の結びに、鈴木市長は「白河市をより住みやすく、未来を見据えた街にするため、地域住民とともに着実に歩んでいきたい」と述べ、議会の議論を通じた地元発展の重要性を再確認した。