令和2年3月16日、中島村議会は令和2年度一般会計予算についての審議を行った。
予算の総額は前年よりも増加しており、滞納繰越金は154万4,000円が計上された。さらに固定資産税の滞納繰越金は404万7,000円となっており、議にはこの滞納金回収に関する質疑が多く寄せられた。
小室辰雄議員は滞納者の数について具体的な報告を求め、税務課長の久保田利男氏は674件の住民税と367件の固定資産税の滞納分が存在していると回答した。この滞納金回収について、議員からは必ず取り組むよう強く要請された。
また、法人事業税交付金についても、新たな施策の一環として導入されることが決まり、今後の企業誘致に期待が寄せられる。小松公雄議員は、各所で進められる震災復興特別交付税についても言及し、前年の2億3,000万が今年は大幅に減少したことを問題視した。また、コミュニティーセンターの管理費について、議員から利用頻度の向上が求められ、議論が交わされた。
さらに、交通安全対策特別交付金や保育所施設の維持補修工事に関しても話題があり、各議員が意見を述べた。特に交通安全に関する取り組みについては、地域住民の関心が高まりを見せている。
新たな取り組みとして、住宅用火災警報器に関する補助金が計上されており、小林隆住民生活課長は補助金の具体的な内訳について説明した。連動式や単独型の火災警報器設置を促進することが目指されている。
また、新庁舎設計業務についても重要な議題として取り上げられ、役場機能の確保や耐震性の強化が急務であると強調された。今後の詳細については議会と村民との適切な情報共有が求められるが、強い関心が寄せられている。
こうした中で、議案第19号は原案通り可決された。本日は以上の内容にて散会されることになった。