令和6年第1回中島村議会定例会が開会した。
今回の定例会では議案が38件上程され、会期が10日間に決定された。
議事は進行し、村長の加藤幸一氏が激動の新年に関する行政報告を行った。
報告の中で、加藤氏は、震災や事故による影響を訴え、復興への取組を強調した。
特に、1月1日の能登半島地震や同月2日の羽田空港での事故が中島村にも影響を与えたことに触れ、重要な反省が必要であると訴えた。
また、東日本大震災から13年が経つが、福島県の復興は未だに進行中である。
そのため、加藤氏は「今後も復興への取組を行ってまいります」と発言した。
加藤氏は、大規模災害への対策の一環として、昨年10月に設立された福島災害時相互応援チームの活動を紹介した。
福島県は氷見市への応援派遣を行い、その中には中島村から職員1名が派遣されたことが報告された。
また、令和5年度の行政執行状況についても言及した。
コロナの影響から行事が縮小されていたが、最近では通常開催が見られる。
加藤氏は、1月の「二十歳を祝う会」や消防団出初め式の成功について話し、村民との絆が深まったことを強調した。
次に、工事や事業の進捗状況が報告された。
新中島村役場庁舎の整備が完了し、関連する工事が順調に進行していることが確認された。
加藤氏は、道路改良や排水ポンプ設置事業が計画通り進行していると述べ、安全性を重視した行政運営を継続する方針を示した。
最後に、議案の上程が行われた。
具体的には、手数料徴収条例の改正や人権擁護委員候補者の推薦などが含まれた。
加藤氏は、財政状況に配慮しつつ、地域への多様な支援策を計画する意向を伝えた。
次回の定例会は3月8日に予定されており、今後の議論に再び関心が寄せられそうだ。