中島村議会の令和5年第4回定例会が行われ、重要な議題が浮上した。
議題の中心は、役場庁舎の外構工事、防犯灯の設置、ふるさと納税に関する問題であった。小林均議員は、役場庁舎の外構工事について質問を行い、なかじぞうの等身大モニュメントの設置を提案した。村長の加藤幸一氏は、親しみやすい役場を目指すという意向を示し、今後の検討内容に期待を寄せた。
また、防犯灯の設置について小林議員は、地域住民の安全を確保するための重要性を強調した。村長の加藤氏は、既存の防犯灯の改良や新設について、予算と要望を基に対応する考えを示した。防犯灯の設置件数は620基で、町の安全に寄与しているが、さらなる設置基準の明確化が求められている。
一方、向井勝治議員が質問したふるさと納税では、2022年度の寄附額が202万円に対し、控除額が405万円となり、赤字が生じている現状を反映している。村長は、他自治体への寄附で税収が減少するリスクがあることを指摘し、今後の戦略についても言及した。
さらに、藤田利春議員は中島村第6次総合振興計画について言及し、高齢化や農業の後継者不足の解決に向けた道筋を示すことの重要性を訴えた。農林商工課の新設についても言及があった。
木村秋夫議員は、代畑地区で発生した洪水や災害に対する対策として、地元住民の意見を反映した防災施設の整備を要望。具体的には、代畑右岸堤防のかさ上げや避難所の整備について言及した。特に、地域住民の安全を確保するための計画的な施策が求められている。
これらの議論を通じて、村の交通安全や農業、さらには地域防災に対する住民の関心が高まっていることが明らかになった。今後の施策には、地域のニーズを踏まえた柔軟な対応が求められる。