令和2年第3回中島村議会定例会が9月11日、村役場にて開催された。
出席議員は全員で、議長の藤田利春氏が開会を宣言した。
議事日程には、会議録署名議員の指名や会期の決定、報告事項が盛り込まれた。
村長の加藤幸一氏は新型コロナウイルス感染症への対応について報告し、特に8月31日に村内での陽性者確認を挙げ、冷静な対応を促した。
新たな生活様式への適応とともに、事業者や教育現場での感染防止策の徹底も要請した。
また、彼は水稲の生育状況についても言及した。
降雨が適時行われたものの、梅雨の長雨が影響し生育が遅れたが、現在は平年並みとなっている。
今後の気象状況に警戒が必要とされている。
さらに、特別定額給付金の配布状況や、地域経済活性化事業の進捗を詳細に説明した。
約1,697世帯に対し支払いが完了し、新商品券も村内58事業所で利用可能となる。
議案第43号には中島村手数料徴収条例改正が含まれ、議会への報告も行われた。
また、令和元年度決算についての審査が行われ、歳入歳出の総額がそれぞれ30億7,550万3,148円、27億6,575万7,189円であることが報告され、健全な財政運営がされているとの確認がなされた。
令和元年度決算に関して、財政の健全性を強く維持できたことが述べられた。
今後の課題として、税金の滞納や不納欠損処理への取り組みが挙げられ、議員に対して強力な対応を求められた。
最後に、議案認定の議会決議の採決が行われ、全議案が承認された。
次回の会議は9月15日に予定されている。
議会は、新型コロナウイルスなどによる諸問題への迅速な対応の必要性を強調し、引き続き地域の健全な発展を目指す方針を示して締めくくられた。