中島村の令和元年第4回定例会が12月10日に開催された。
この会議では、特に災害復旧や水供給に関する問題が中心に据えられた。台風19号によってもたらされた被害により、地域住民の生活が脅かされている現状が改めて浮き彫りとなった。
村の第3水源についての説明があり、年度4月から翌年の3月にかけて最大取水量が2,500立方メートルに達することが確認された。村民に対する水供給においては、責任水量の1,600立方メートルの供給が行われており、白河地方広域市町村圏整備組合での水道供給が一時停止した場合でも、支障なく水道水を供給できる見込みであるとされた。さらに、井戸水の利用も促すために、井戸を持つ家庭の数についても話がされたが、正確な数は把握していないという。
また、今回の災害の影響で73か所が被害を受け、農道に関しては58.2%の舗装率が確認された。小林均議員は、舗装されていない地域に特に焦点を当て、早急な舗装整備を強く求めた。村長は、これから優先順位をつけて舗装整備を進める方針を示した。
次に、農道整備において要望されている地域についても議論がなされた。村長は、これを議論の場にしっかりと取り入れ、適切に整備していく考えを示した。さらには、洋上風力発電所の誘致に向けた取り組みも進められることになっている。
また、災害復旧工事については、今後の耕作に影響を及ぼす被害箇所が特定され、村の復旧作業にあたる。村長が今後の復旧体制を確保するためのあらゆる努力を惜しまない旨を述べ、村民に向けた支援を含めた方針を説明した。
全体として、村内の水資源の管理と復旧に関する議論が活発に行われた。この会議を通じて、村民の生活がどのように維持されていくかの見通しが明確になってきた。