令和元年第4回中島村議会定例会が12月11日に開かれた。
本会議では、令和元年度の補正予算案等が審議された。特に重点が置かれたのは、台風19号に起因する災害復旧関連の議案であった。
一般会計に関する議案第52号では、小松公雄議員が、清掃費の産業廃棄物処理手数料について質疑を行った。住民生活課長の小林隆君は、台風19号に関連した廃棄物であると説明した。清掃については地域の実情を考慮し、特に明確な分類が必要であるとの認識が示された。
また、農業災害対策費についても具体的に幅広い支援が必要であるとの意見が上がった。企画振興課長兼農業委員会事務局長の本間俊一君は、国と県による補助金の内訳を詳細に説明し、農業用機械の再建に対する助成の内容と今後の取り組みについても触れた。
さらに、危機管理の観点からも、看板設置等による避難所の周知が必要であることが強調された。住民生活課長の小林君は、指定避難所の看板設置について計画を立てているとした。避難所の重要性が増す中で、適切な周知が地域住民の安全に寄与するとの意見があった。
次に、看護師と介護従事者に関する陳情が採択された。総務教育常任委員会の委員長である小林均君は、賃金の底上げが人材確保に繋がることを重視し、次期議会において議論を続ける意向を示した。
最後に、今回の定例会では全議案が原案通り可決され、村長の加藤幸一君は感謝の意を述べた。農業や教育方針など、今後の中島村の発展に向けた意欲的な計画が示された。