令和2年第4回中島村議会定例会が、令和2年11月30日に開催されました。
開会にあたり、藤田利春議長が出席議員の定足数を確認し、議事が開始されました。
議事日程に基づき、まず会議録署名議員として小室辰雄氏、木村秋夫氏の二名が指名されました。続いて、昨今の新型コロナウイルス感染拡大を受け、会期は本日から12月4日までの5日間に決定したとの報告がありました。
また、報告では、中島村地域特産品の試飲会が行われたことが紹介され、特産品「トマト甘酒」の好評を受け、議員全員がその普及を目指す意向を示しました。議長は、このプロジェクトの推進に対する議員の熱意を強調しました。
行政報告では、加藤幸一村長が新型コロナウイルスの現状について言及しました。県内感染者数は500名に迫っており、感染防止対策が急務であると訴えました。村民との協力による対策継続が必要と強調した他、冬場のインフルエンザ流行への備えも重要視されています。
さらに、村長は経済対策についても詳述しました。新型コロナウイルスに対する地方創生臨時交付金が活用され、多岐にわたる事業が進行中であることが報告されました。特に、感染症対策のための支援が学校や公共施設にも行われ、スムーズな事業展開が確認されました。
議案の上程が行われ、議案第49号から議案第67号までが提案され、承認を受けるための質疑応答が行われました。小室辰雄氏からは、インフルエンザ予防接種の助成についての質問があり、このプログラムに関する詳細なデータが報告されました。これに対し、保健福祉課長の藤田幸江氏が助成対象と支給額の説明を行い、助成を受けた人数が300名であることを明らかにしました。
議案第49号、議案第50号、議案第51号は、いずれも原案の通り可決され、村議会は次回の会議に備えて議案の調査を行うこととなりました。散会は午後2時14分に宣告され、次回議会は12月2日午前10時に予定されています。
村長は、議会最後に村民への情報発信の重要性について再度強調し、新型コロナウイルスの早期終息を願いました。議会の決議事項がスムーズに進むよう、今後も村民との良好な連携を続けることを誓った。