令和4年第1回中島村議会定例会が開会した。議会は議事日程に則り、様々な重要事項が話し合われる予定である。
最初に、議長の藤田利春氏が出席議員を確認し、会議録署名議員として小室重克氏と小林均氏を指名した。次に、会期についての決定が行われ、11日間の会期が承認された。
また、行政報告では村長の加藤幸一氏が感染症対策の状況について詳細に説明した。新型コロナウイルスの急拡大が依然として続き、村内でもクラスターが発生している現状を懸念した。
加藤村長は、福島県が国にまん延防止等重点措置の適用を申請し、様々な感染予防策を講じていることを述べた。特に、ワクチン接種について、65歳以上の対象者には既に80%が接種を完了していることを報告し、さらに18歳以上、5歳から11歳児への接種開始を伝えた。
議案の上程では、21件の議案が一括して提案された。特に注目される議案には、職員の育児休業に関する条例改正や消防団設置に関する条例の改正が含まれる。村民に直接影響を与える重要な内容が含まれており、議会での丁寧な審議が求められる。
さらに、令和4年度の予算案が提出され、一般会計総額は約37億4千万円とされ、前年の12.7%の増となる予定だ。これには、各種福祉や災害対策、公共施設の整備が強調され、地域の発展に向けた具体的な施策が示されている。
最後に、次回の会議は3月9日に予定されており、会議前にはロシア軍によるウクライナ侵攻の犠牲者を悼む黙祷が捧げられることが確認された。議会の活動に対して議員たちの協力と理解が強く求められている。