令和元年9月30日、福島県中島村にて第2回臨時議会が開催された。
新しく選出された議員に対して村長が感謝の意を示すなど、改めて議会の活動が始まったことが強調された。
村長の加藤幸一氏は、村議会議員選挙での当選を祝し、臨時の開会に立ち会うことに感謝を述べた。
議会では、重要な議題として中島村印鑑関連条例の改正、また特別会計に関する補正予算案が上程された。
特に、一般会計補正予算案は1億443万7,000円の追加を計上し、合計36億6,717万円となる。
主な歳入は地方特例交付金や繰越金などである。
加藤村長は、一般会計補正予算について、「地域発展のための重要な施策として位置付け、府県と連携しながら進めたい」と述べた。
また、特別会計補正予算も承認後、透明性を持つ形で進める必要があるとした。
特別会計には、簡易水道、農業用水、介護保険関連が含まれ、特に介護保険は約3,346万9,000円が追加される。
進行中の森林再生事業や、除染対策に関しても村長から説明があった。
彼は、東日本大震災を乗り越え、未来の子供たちのために風評被害対策が不可欠であると訴え、議員の協力を求めた。
臨時議長に選任された小松公雄氏は、意義深い議会にするための支援を呼びかけた。
副議長に選出された木村秋夫氏も、議会運営の円滑化を誓い、議員へのさらなる協力を求めた。
なお、今回は新任議員の紹介と半日間の議程で進行し、次回会議は10月2日に設定されている。