令和5年第1回中島村議会定例会が3月10日に開催された。
この会議では、一般会計及び特別会計に関する補正予算が議題に上がり、各案件が討議された。
最も注目されたのは、令和4年度中島村一般会計補正予算に関する質疑である。
小松公雄議員が村税の個人分と法人分について質問し、過不足がなかったことが税務課長の鈴木勝雄氏によって確認された。
また、農業経営体活性化事業について、1,000万円が減額された理由が説明された。
新規就農者がいなかったため、この措置が取られたという。営業開始が見込まれている新規就農者に関しては、本間俊一企画振興課長から今後の事業展開について期待が寄せられた。
次に、災害見舞金についての質疑も行われ、椎名康夫議員が70万9,000円の内訳について尋ねた。
藤田幸江総務課長は、令和2年及び令和4年の地震からの見舞金が含まれていると答弁した。
また、工事請負費の減額についても議論が展開された。
小室重克議員は保育所の大規模改修に関わる工事費が減額された理由に触れ、詳細な説明を求めた。
国井たまみ保健福祉課長は、入札結果や設計の見積もりについて言及し、改善の余地があることを認めた。
議案第11号、国民健康保険特別会計補正予算についても質疑が行われ、小室重克議員が超過勤務手当について質問した。
住民生活課長の野木重徳氏は、異動に伴うアドバンテージが影響したことを示唆した。
また議案第12号から第17号にかけて、様々な特別会計補正予算の議論が続き、全ての議案が異議なく可決された。
本定例会は、議員間の質疑が活発で、地域課題に対する真剣な取り組みを感じさせる内容であった。
次回の会議は3月15日に予定されている。