令和4年9月29日、中島村議会定例会が開かれ、議員らが村政についての議論を行った。
まず、小林均議員が村長選挙の結果を祝うと共に、改善センターに関する質問を投げかけた。具体的には、改善センターの施設が危険でないか、緊急対策が必要なのかを尋ねた。教育長の面川三雄氏は体育館の天井にアスベストが含まれていることを挙げ、撤去工事のための予算が計上されたことを報告した。今後、体育館の利用再開を目指すとして、議会側にも活発な意見が交わされた。
また、農業問題については、米や野菜の生産者が物価高に直面している現状を小林議員が指摘した。村長の加藤幸一氏は、農業の担い手不足や物価高騰が経営に悪影響を及ぼしていることを認めると共に、必要な支援策を検討する意向を示した。
議案に関しては、職員の育児休業に関する条例改正が承認されたほか、令和4年度の一般会計および特別会計の補正予算が可決された。特に、改善センターのアスベスト撤去改修や雨漏りの修繕に向けた工事予算が新たに計上される。また、農業支援のための予算調整も進められ、議員は生産者を支援する具体的な施策の検討を求めた。
村内の施設改修工事や農業の支援策に対する期待は高まっており、村政がより具体的な方向性を持つことを求める意見が多く寄せられた。これらの議論は、村民生活における重要な課題に対する意識の反映であるといえるだろう。