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中島村議会、令和4年度各特別会計決算を全て認定

中島村議会が令和4年度の各特別会計の歳入歳出決算を認定。議員からは未済額削減策を求める意見も。
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令和5年9月1日、令和5年第3回中島村議会定例会が開催された。議会の議題として、令和4年度の各特別会計の決算認定が行われ、様々な質疑が交わされた。

最初に議題に上がったのは、令和4年度中島村国民健康保険特別会計歳入歳出決算である。質疑では、小室辰雄議員が未済額について言及し、その額が59万7,931円にのぼることを指摘した。これに対し、会計管理者兼税務課長の矢吹康裕氏が現年度分は263万3,015円であり、滞納繰越分は696万4,916円と説明した。未済額の取り扱いについて、小室議員は、今後の徴収方法について具体的な対策を求めた。

さらに続く議題、令和4年度中島村簡易水道特別会計の歳入歳出決算について、小室重克議員が採算性に関する質問をした。この質疑において、建設課長の齋藤満氏は、公営企業会計の移行に伴い、支出が新年度にずれ込むことについて言及し、不用額の発生理由も説明した。具体的には、業務委託先からの請求が間に合わなかったため、前年の予算から支出が延びる見通しがあるという。

次に、令和4年度の土地造成事業についても質疑が行われた。小室重克議員は、工事請負費の支出が予算を下回った理由を確認した。これに対して、齋藤課長は、幼稚園のバス停設置に伴う修繕工事であると説明した。

また、令和4年度中島村介護保険特別会計については、特に質疑なしで認定されることとなった。更に後期高齢者医療特別会計においては、滞納分について言及し、住民生活課長の野木重徳氏が1名の滞納者に関する詳細な説明を行った。年金からの特別徴収が行えなかった理由について、議員らの理解を求めた。「法の平等性を保ちつつ、滞納者への配慮も必要」との意見も耳にする。

最後に議長から、閉会中の継続調査について提案があり、全会一致で承認された。本定例会では、令和4年度財政の健全化についても報告があり、村長加藤幸一氏が挨拶を行った。これにより、すべての議題が終了し、会議は閉会した。

議会開催日
議会名令和5年第3回中島村議会定例会
議事録
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