令和3年第3回中島村議会定例会が9月17日に開催され、様々な議題が取り上げられた。
主な議題の一つは、令和2年度の中島村国民健康保険特別会計歳入歳出決算。 これに関して、議員の小室重克氏は、昨年と比較して療養費が減少し、出産一時金が増加したことに言及し、これは良い傾向であると評価した。また、この要因について住民生活課長の野木重徳氏は、主な要因はコロナの影響による受診控えであったと分析。
続いて、令和2年度中島村簡易水道特別会計の歳入歳出決算が議題に。 小室辰雄氏は、収入未済額の減少の理由を問うと、建設課長の齋藤満氏は新規の滞納者が17名で主に思い違いが原因としていると説明した。これに対し、小室辰雄氏は、今後の未納対策として回収機構の設立を提案した。
また、土地造成事業についても質疑が行われ、3件の販売契約が結ばれたことが報告された。こちらは村外からの購入者もいた。
さらに、請願第1号として県立高等学校の再編整備に関する請願書が審議され、地方自治法第99条に基づき、福島県教育長に意見書の提出が求められることが決定された。
また、コロナ禍による財政状況に対処するため、地方税財源の充実を求める意見書も採択された。これらの意見書はどれも、財政基盤を強化し、地域サービスの維持を目指すものだ。
会議の最後では、新しい監査委員の選任や議員派遣についても決議され、村長の加藤幸一氏は、議員の尽力に謝辞を述べた。特に、新型コロナウイルス感染症対策について、引き続き注意喚起がなされた。