令和2年第1回中島村議会定例会が開催され、各議案が原案通り可決された。
重要なアジェンダとしては、国民健康保険特別会計予算や簡易水道特別会計予算などが挙げられる。
特に、国民健康保険特別会計予算では、出席議員から質疑や討論はなく、議案は迅速に採決に移行した。
令和2年度の中島村国民健康保険特別会計予算について、議案第20号は「異議なし」として可決された。
次に、議案第21号、簡易水道特別会計予算については、議論が行われた。小室重克議員は水道事業費に関連して、具体的な工事内容について質問した。これに対し、建設課長の齋藤満氏は、要点を押さえた説明を行った。
続いて、土地造成事業、農業集落排水処理事業、墓地、介護保険、後期高齢者医療特別会計の各予算も全て異議なく可決された。特に、介護保険特別会計予算は、今後の高齢化社会に向けた重要な施策として位置付けられている。
陳情第1号では福島県最低賃金の引き上げを求める意見書が提案され、産業建設常任委員会の小室辰雄委員長がこの報告を行った。彼は、現状の労働環境が多様化していることを指摘し、賃金引き上げは非常に重要だと強調した。
請願第1号、県立高等学校改革の請願も採択され、教育環境の維持の必要性が浮き彫りとなった。特に、農業科の存続が地域に与える影響が言及された。
最後に、村長の加藤幸一氏が閉会に際し挨拶を行った。彼は新年度に向けた大型事業の推進を約束し、議員に対し理解と支援を促した。新型コロナウイルスの影響についても言及し、地域の安全を最優先に取り組む方針を示した。
今後の中島村のさらなる発展に期待したい。