令和5年第3回中島村議会定例会が8月28日午前10時に開かれた。
出席した議員は8名で、議長の藤田利春氏が会議を進行した。議事日程には、会議録署名議員の指名や会期の決定が含まれる。
会期は本日から9月1日までの5日間に決定された。議長は日程第3として諸般の報告を行い、村長からは新型コロナウイルス感染症に関する状況が報告された。村長の加藤幸一氏は、県南地域の感染者数が高いことを指摘し、引き続き感染対策を進める必要があると強調した。
また、春のワクチン接種についても報告され、65歳以上の接種率は78%であると述べた。今後、5歳以上全ての人を対象に秋開始接種を行うこともアナウンスされた。
農業関連の状況として、今年の水稲の生育は順調であるが、高温の日が続くことが懸念されているとも言及された。さらに、先の大雨や台風による災害対策の必要性についても強調された。加藤村長は、村内の行事や活動の報告も行い、地域の活性化や施策の進展について詳細を述べた。
続いて、議案の上程が行われ、令和4年度の一般会計歳入歳出決算について紹介された。歳入総額は35億1,593万1,354円で、前年度比6.6%減少した。また、歳出総額は32億2,530万379円となり、前年より8.8%の減少が見られた。歳入歳出差引残額は2億9,063万975円である。
加えて、特別会計に関する決算も報告され、全体としては財政健全性が維持されていると評価された。監査委員の椎名康夫氏からは、審査の概要や結果について詳細な報告がなされ、適正な執行が確認されたことが報告された。
最後に、次回会議は8月30日に予定されているとのこと。議会の検討報告が終了し、午後1時37分に散会となった。今後の議会運営に期待が寄せられる。