令和3年第3回中島村議会定例会が開催された。
加藤幸一村長は、議員に対する感謝の意を述べるとともに、新型コロナウイルス感染症の影響が依然として続いている現状を報告した。
感染状況は悪化しており、全国的に感染拡大が発生していることから、警戒が必要であると強調した。
ワクチン接種についても言及し、65歳以上の方が90%以上接種済みであることが報告された。
今後は、若年層の接種率を向上させる努力が求められる。
また、今年の水稲の生育状況については、全体的には平年並みであるとの発表があり、収穫時期に向けた懸念事項についても触れた。
特に、天候による影響が懸念され、注意が必要である。
議会の議事では、会期の決定が行われ、今期定例会の会期を9月10日から17日までの8日間に設定することが議決された。
次に、行政報告が行われ、過去の経済活動の影響や地域経済回復事業に関する報告がなされた。
地域経済支援を目的とした「なかじま輝らメキ商品券」事業の終幕についても議論があり、高い使用率が確認された。
建設工事や農道改良事業についても進捗状況が報告され、今後の予定が示された。
さらに、村長による財政状況の報告が行われ、令和2年度の一般会計歳入歳出の結果は、前年より増加したことが明らかになった。
特に、歳入合計は前年度比50.9%増の46億4,029万6,942円であり、歳出も同様に増加した。
これらの情報を踏まえ、健康的な財政運営を維持することが各自の責務であるとの認識が深められた。
最後に、代表監査委員からの意見書が報告され、会計が適正に執行されたことが確認された。
次回の定例会は、9月14日に予定されている。議会を通じた情報の透明性や市民参加の重要性が再確認される中、会議は散会した。