令和2年第2回平田村議会定例会において、数々の重要な議案が採決された。特に、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済支援策が大きな焦点となった。
その中でも、議案第20号である国民健康保険税及び介護保険料の減免に関する条例の制定が可決され、議員からは「多くの村民が影響を受けている現状を踏まえ、減免策が重要である」といった声が寄せられた。特に、高橋七重議員は「コロナ禍に影響を受けている世帯に対する支援が急務である」と強調し、生活負担の軽減を訴えた。
また、文教厚生常任委員会の報告では、平田村こども園の建築工事が進行中であり、早期の完成が期待されていることが伝えられた。太田清実文教厚生常任委員長は、村民からの期待に応えるよう、現場での安全な工事を強く要請した。
他の議案についても、固定資産評価審査委員会条例や税条例の一部改正が含まれ、これらもいずれも原案の通り可決された。特に、固定資産評価審査委員会の改正により、適正な評価が求められ続ける状況への対応が期待されている。
議長の吉田好之氏は、「村民の意見を反映した内容であり、それぞれの議案が村民生活に直結することを理解し、今後も努力していく必要がある」と述べた。
最後に、村長の澤村和明氏は閉会挨拶で、「新型コロナウイルスの影響が続く中、村の財政は厳しい状況が続いており、議会での意見を最大限に活かしながら、村民に寄り添った施策を推進していく」と決意を新たにした。