令和6年6月24日、郡山市の議会定例会が開催され、市政一般質問を含む様々な重要議題が議論されました。
議題は、市政一般質問(第4日目)、議案第78号から第103号までの一般会計補正予算案、請願書の提出要求などが含まれており、特に市政一般質問には多くの議員からの質問が集中しました。
久野三男議員は、地域コミュニティのあり方や公民館事業について質問しました。
「地域全体のコミュニケーションを強化することが重要である」と訴え、公民館における地域住民との協力を強調しました。また、「子ども会の存続や商店街の支援についても言及し、地域の輪を広げる必要性を指摘した」と市民の意見を反映させる方針を示しました。
一方、田川正治議員は、給水スポットの設置について熱心に議論しました。特に「熱中症予防の観点から、マイボトル持参を促進するために冷水機の設置が必要である」と訴え、市内の公共施設におけるマイボトル対応型冷水機の充実を求めました。さらに、体育施設での冷水機設置についても言及しました。
介護保険料に関する議論も聞かれ、市民の負担が限界に達している現状が懸念されました。多くの議員が介護保険制度の財源の仕組みについて国に要望し、「抜本的な改革が求められる」と強い意見を述べました。
また、教育問題でも教員の働き方について話し合われました。教職員の労働環境や待遇改善の必要性が叫ばれており、特に若手教職員の意見も反映させるための取り組みの強化が求められています。これに対し、市長は「教員の職場環境の改善に向けた具体的な施策に取り組んでいる」と回答しました。
最後に、岡田哲夫議員は農業政策について質問し、「食料自給率向上が必要であり、特に家族農業を守る施策が求められる」と訴えました。国の農業施策に対し、地方自治体としての対応や支援策についても議論され、農業の持続可能性が重視される内容となりました。