令和6年6月20日、郡山市にて定例市政一般質問が行われた。この会議では、地域社会における様々な問題が議論された。
特に注目されたのは、子育て支援についてで、八重樫小代子議員が質問を行った。そこで、郡山市放課後児童クラブの入所状況を中心に取り上げられ、入所申し込みが3982人であるのに対し、実際の入所児童数は3723人と報告された。
八重樫議員は待機児童の問題を指摘し、入所決定後の取り下げ理由や、居場所づくりの方法について質問した。市側はこれに対し、入所決定後の取り下げ理由は、主に共働き家庭の状況に起因しているとし、保護者との協力で改善に努める姿勢を示した。
続いて、介護問題についての議論も盛り上がった。特に介護保険料の引き上げの影響や、介護サービスの適正利用に関する実情について、堀田保健福祉部長が詳細を説明し、地域包括支援の重要性が強調された。また、ユマニチュードという介護方法の推進についても言及があった。
さらに市民の要望として、地域の防災対策や公園の整備なども取り上げられ、具体的な施策の必要性が浮き彫りになった。特に防災用ベンチの設置や、避難訓練の実施が求められる声が多かった。
八重樫議員は、人口ビジョンに関しても質問し、郡山市の人口減少問題を解決するための具体的な施策を市長に問うた。市長は、全社・全団体と共に、生活環境や雇用を向上させていく必要があると強調した。