令和5年12月6日、平田村議会は定例会を開催し、様々な議題が議論された。会期は本日から12月12日までの7日間と決定された。
村長の澤村和明氏は、文化祭や産業まつりの成功を報告し、地域の活性化に向けたイベントの重要性を強調した。また、国道49号の段差解消や舗装修繕工事について要望活動を行ってきたことにも言及し、関係省庁との連携が進展していることを示した。
続いて、総務経済常任委員会の永瀬成元委員長が行政視察研修について報告した。西会津町や新潟県新発田市の視察を通じ、地域の課題や成功事例を学び、今後の議会活動に生かす意義を強調した。特に地元住民の意見を反映させた施策展開が必要だと述べた。
一般質問では、荒川英義議員が高齢者支援策に関する提案を行った。移動販売車の導入や、所得低下に苦しむ高齢者への支援策について質問し、村長や担当課長からは既存の施策を踏まえた前向きな回答があった。
さらに、遠藤正彦議員から森林環境譲与税の活用に関する質問があり、森林経営管理制度に基づく取組の進捗が議論された。地域資源の適正管理と育成が求められ、地域の特性を生かした施策展開が期待される。
高橋七重議員は、家族農業の支援や住宅リフォーム助成制度の創設について提案し、村長は支援を重視する意向を示した。また、普段の生活の質を高める施策への期待が寄せられた。
最後に、村内外の交通体制の充実についても議論がされ、地域の多様な利用者ニーズに応える施策がオンラインで提案される可能性について触れられた。
議会では、今後の農業集落排水事業や補正予算について具体的な議案が上程され、地域経済の支援や生活の質向上を目指した議論が繰り広げられた。