令和元年第2回平田村議会定例会が開催された。
会議では会期の設定や議員辞職、副議長選挙などが主要議題として扱われた。この会議は、村長の澤村和明氏が出席し、議長の上遠野健之助氏が進行する形で行われた。
まず、議会運営委員会の副委員長である太田清実氏が会期の決定について報告した。会期は6月11日までの7日間に設定され、議員辞職報告や副議長選挙が議題に上がった。議員辞職報告には佐藤一一氏の辞職が含まれ、許可済みとのことだ。
副議長の選挙では、投票が実施され、佐藤孝雄氏が副議長に当選した。佐藤氏は当選挨拶で、議会運営に邁進する意向を示した。また、議席の一部変更も行われた。
続いて、村長の澤村和明氏は、行政報告を通じて、地域の様々な施策や事業の進捗状況について説明した。新たな時代にふさわしい村づくりを進める中で、特に新規採用職員の状況や税収の状況について詳述した。税務課長によれば、現年度課税分の収納率は97.91%を記録しており、順調に推移しているとのことだ。
また、村民生活向上のための施策が進行中であることが強調された。特例として高齢者の運転免許自主返納者へのタクシー料金助成制度が挙げられ、利用者数が徐々に増加しているとの報告があった。さらに、ジュピアランドひらたで開催されるイベントについても言及され、外国人観光客誘致策が計画されている。
一般質問では、議員の久保木源氏と高橋七重氏がそれぞれの質問を行った。久保木氏はジュピアランドひらたの熱中症対策について質問し、村長は日傘の貸し出しや休憩施設を整備する方針を示した。また、外国人観光客を呼び込むための取り組みも進められていることが強調された。高橋氏はオスプレイの飛行実態について懸念を示し、これは今後重要な課題となる見込み。
これらの議論を通じ、平田村議会は地域の発展を視野に入れた討議を続け、村と住民のニーズに応える動きが見受けられた。今後の議論においても、具体的な施策が進展することが期待されている。