令和4年第2回平田村議会定例会が令和4年6月14日に開催され、様々な議案が審議された。
特に注目を集めたのは、国民健康保険税についての議案である。議案第31号では、平田村国民健康保険税条例の一部を改正する条例が提案され、昨年度の赤字と医療費の増加を受けた対応が重要視される。高橋七重議員は、県内でトップの医療費がかかる背景について懸念を示し、「生活習慣病予防策を強化すべき」と訴えた。
健康福祉課長の鈴木保子氏は、外来費が多い現状を説明し、特定健診の受診者を増やす努力が必要と応じている。また、肝炎治療の実績が向上していることも触れ、今後も医療機関との連携を強化していく方針を表明した。さらに、三本松和美議員も医療費の軽減策の強化を求め、村民の健康意識の向上が必要であるとの意見が共有された。
次に、今年6月2日の降ひょう被害に関する支援策が議論された。村長の澤村和明氏は、支援事業を通じて農家の再生産を支える方針を提示し、農業用ハウスに対する支援も具体化させるとしている。農業振興を目指すこの取り組みには、議員からも期待が寄せられた。
また、請願第2号「地方財政の充実・強化を求める意見書」や、被災児童生徒就学支援に関する請願に関しても、すべて採択され、今後の課題に対して前向きな姿勢が示された。
これらの成果を踏まえ、村長は、今回の定例会での意見を生かし、厳しい財政状況にも関わらず、村民の生活支援を続ける意義を強調した。今回の議会でも、緊急の経済対策と新型コロナ感染症への対応が求められていることから、議員たちの活発な意見も重視し、次なる施策に活かしていく意向が見て取れた。今回の議会では、刺激的な提言や意見交換が行われ、実効性のある支援策が期待されている。「