平田村議会は９月１４日、第３回定例会を開催し、多くの報告や議案が審議された。
重要な議題として、令和２年度平田村の各種会計の決算が認定された。これには一般会計、国民健康保険特別会計、簡易水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計が含まれている。特に高橋七重議員は、農業振興事業について質問し、農業に関する会計決算の詳細を求めた。産業建設課長の大方憲一氏は、令和２年度のパイプハウス設置事業に関する予算計上が行われなかった理由を説明した。
各議員からの質疑の中で、新型コロナウイルス感染症による影響やその対策が大きなテーマとして浮上した。特に許可を求めた高橋七重議員は、コロナの影響を受けた事業者への支援について触れ、「これからの方針と具体的な事業計画が重要」と強調した。
加えて、村長の澤村和明氏は、地方税財源の充実に関する意見書が発議され、コロナ禍による厳しい財政状況への対策の重要性を強調した。さらに、教育委員会委員の任命や人権擁護委員の候補者推薦についても議会の意見が求められ、全ての案件が円滑に流れた。
最後に、村長は閉会に際し、議員に対する感謝の意を表するとともに、村民の健康と安全な生活の確保が今後の重要な課題であることを訴えた。