令和5年第2回平田村議会定例会が6月7日に開催され、議題に様々な案件が上程されました。特に、村長の行政報告では、新型コロナウイルス感染症に関する新たな対策や、地域住民の生活支援についての取り組みが強調されました。
村長の澤村和明氏は、感染症法に基づく新型コロナウイルスの位置付けが変更され、ようやく平時対応へ移行したことに言及しました。村民の協力に感謝しつつ、引き続き感染予防への意識を持つことが重要であると述べました。また、村の生活支援として、全村民を対象に商品券を配付する準備を進めるほか、低所得者向けの支援も強化する方針を示しました。
さらに、一般質問では、特に河川・用水路の整備についての要望が寄せられました。遠藤正彦議員は、地区住民が自ら整備を行うことが難しい状況について報告し、行政の積極的な対応を求めました。これに対して、村の産業建設課長は既存の施設の修繕や新たな工事の予定について答えましたが、依然として多くの課題が存在するとの状況を認めました。
また、教育関係者からは、給食における地元産食材の使用促進についても意見が出されました。高橋七重議員が指摘したように、地元で生産される野菜の調達率の向上及び品質維持が求められ、この問題に対する具体的な解決策が必要とされています。教育長は、食材の調達については複数の農家から協力を得ているものの、さらなる努力が必要である旨を説明しました。
議会では、その他にも税条例の改正案や一般会計補正予算が上程され、村の財政状況や今後の予算執行についても重要な議論が交わされました。これらの案件につきましては、次回の委員会で詳細な審議が行われる見込みです。
平田村議会では、村民の生活の質を向上させるための施策が引き続き進められており、地域住民が安心して暮らせる環境の維持・向上に向けた取り組みが求められています。